医療法人三成会 水の都記念病院 (財)日本医療機能評価機構(3rdG:Ver1.1)

肛門疾患専門外来

痔とは

痔とは、痔核・裂肛・痔瘻のことを言います。3人に一人は痔を持っているといわれています。

痔の原因

便秘、下痢、長い排便時間、暴飲暴食、アルコール、香辛料、食物繊維不足、ストレス、立ちっぱなし、座りっぱなし、体の冷え等
痔にならないように、また悪化させないように、これからのことを避けましょう。

肛門の仕組み

肛門の仕組みのイラスト

痔核(いぼ痔)

痔の5~6割を占めます。

痔核のイラスト

内痔核

肛門の内側にできる痔核(いぼ痔)のことです。脱肛(いぼ痔がとびでる)、出血等の症状があります。痛みはあまりありません。症状により以下の4つに分類されます。
Ⅰ度:無症状もしくは出血程度のもの
Ⅱ度:排便時に脱出するが自然に戻るもの
Ⅲ度:排便時に脱出し指で押し戻さなければならないもの
Ⅳ度:常に脱出し戻らないもの
Ⅰ・Ⅱ度は基本的に軟膏、座薬、内服薬で治します。Ⅲ・Ⅳ度は手術で治します。

外痔核

肛門の外側にできる痔核(いぼ痔)のことです。血栓性外痔核は急に腫れ痛みを伴います。
血栓性外痔核は軟膏で治すか、中の血栓を取り除いて治します。進行した内痔核に伴う外痔核もあります。

内痔核の手術

・結紮切除術(半閉鎖術)
 痔核に流れ込んでいる血管をしばり、痔核を切除します。切除した部位は奥から半分
 ぐらい縫合します。
 縫合しない部位は分泌物等の出口になり、傷が早く治ります。
・ALTA療法(ジオン®による注射療法)
 最近広く行われるようになってきた、注射で内痔核を治す方法です。
 注射により痔核に流れ込む血流が減少し、痔核が縮小します。また痔核が硬化し、脱
 出しなくなります。

ALTA療法のイラスト

裂肛(きれ痔)

2割程度で、女性に多い痔です。

裂肛(きれ痔)のイラスト

急性裂肛

排便時に肛門が切れたものです。痛み、出血等の症状があります。軟膏、内服薬で治します。

慢性裂肛

裂肛が慢性化すると潰瘍になり、肛門ポリープ、皮垂を伴います。ひどくなると肛門が狭くなり、裂肛の悪化、排便困難となります。狭くなった肛門を広げる手術を行います。

裂肛の手術

・用手肛門拡張術  指や器具を使って肛門を広げます。

・側方内肛門括約筋切開術(LSIS)  局所麻酔で内肛門括約筋を切開し、肛門を広げます。

・皮膚弁移動術(SSG)  腰椎麻酔で裂肛、肛門ポリープ、皮垂を切除します。肛門を広げ、傷を縫い直します。

・肛門形成術  肛門狭窄が高度の場合に行います。

痔瘻(あな痔)

2割程度で、男性に多い痔です。

痔瘻(あな痔)のイラスト

痔瘻とは、肛門周囲の膿のたまったトンネルのことです。トンネルが開通していない(二次口がない)状態は肛門周囲膿瘍とよばれます。肛門周囲の腫れやしこり、痛み、血液や膿がでる等の症状があります。歯状線の窪み(肛門小窩=原発口)から細菌が侵入し、肛門腺に感染してできます。基本的に手術をしないと治りません。

痔瘻の手術

・開放術式(lay open)  肛門後方の単純な痔瘻に対して行います。瘻管(トンネル)を切り開いて治します。

開放術式のイラスト

・seton(シートン)法  肛門の後方以外の単純な痔瘻や、複雑な痔瘻に対して行います。瘻管(トンネル)を  ゴム等で縛り治します。

seton(シートン)法のイラスト

他にも痔瘻の種類によりさまざまな手術方法があります。

手術の様子

  • 手術の様子
  • 手術の様子

肛門手術実績

H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29
件 数 19 32 54 85 91 130 144

肛門疾患専門外来診療案内

午前/午後

統計資料

平成29年 年間手術件数

平成28年 年間手術件数

平成27年 年間手術件数

平成26年 年間手術件数

平成25年 年間手術件数