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脳動脈クリッピング術 (手術顕微鏡を用いたマイクロサージャリー)の様子
 マイクロサージャリーとは、通常の手術とは異なり、顕微鏡を覗きながら手術部位を拡大観察し、特殊な
 器具を用いて血管、神経等の微細吻合および縫合等行い、 また低侵襲にて組織の損傷も少なく安全で
 正確な治療を行う術式です。
 脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)とは、脳動脈の中でも脳底部を走行する直径
 1〜6ミリ程度の血管にできた、コブの様に、あるいは、紡錘形にふくれた部分
 のことをいいます。脳動脈瘤は人口の2〜6%に見つかりますが、無症状の場合
 が多く、脳ドックなどでMRI検査を受け、初めて見つかることがほとんどです。
 脳動脈瘤でもっとも問題になるのは,動脈瘤が破裂し、くも膜下出血を起こす
 可能性があることです。破裂した場合、約半数は即死あるいは昏睡状態におち
 いり、辛うじて病院に搬入されて最善の治療を受けたとしても、病前の状態で
 社会復帰可能なのは、約25 %にすぎません。

 未破裂脳動脈瘤の破裂を防止する治療法としては、治療方針として経過観察を行うか、手術的治療による
 開頭によるクリッピング術血管内手術によるコイル塞栓術があります。

 脳動脈瘤治療の最も一般的な手術です。
 全身麻酔をかけ、頭皮を切開し、頭蓋骨をはずし、顕微鏡を使って、脳動脈瘤に
 接近します。動脈瘤に洗濯ばさみのような「クリップ」をかけることにより、脳動脈瘤
 に血流が入らないようにし破裂を予防します。

 患者さんへの負担は少ない治療法なので、高齢者や全身合併症のある患者さん、
 脳動脈瘤の部位が、開頭手術では到達しにくい場合に適応となります。
 局所麻酔で細いカテーテルを脳動脈瘤の中まで誘導し、コイルを使って脳動脈瘤
 の内側から詰めてしまうことで、脳動脈瘤に血流が入らないようにします。


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